米俳優ジョニー・デップ(58)から名誉毀損(きそん)で訴えられていた裁判に敗訴した元妻で女優のアンバー・ハード(36)が、裁判所から命じられた1035万ドル(13億4550万円)の賠償金を支払う能力がないことが弁護士によって明かされたが、ニューヨーク・ポスト紙が「破産状態」にあると報じた。

ある情報筋によると、ハードは長年に渡るデップとの法廷論争費用の他に旅行や衣服、贈り物、ワインなど過去のぜいたくな暮らしによる支出のため金欠状態だという。
今回の訴訟に関する弁護士費用はハードの住宅所有者保険から支払われているというが、「意図的な不正行為には適用されない」という免責事項があるため、デップへの賠償金の支払いに保険は適用されないと同紙は伝えている。

専門家によると、ハードが賠償金を支払うことができない場合、デップはハードの次回作の出演料やカリフォルニア州ユッカバレーにある100万ドル(1億3000万円)相当とされる自宅など資産を差し押さえて売却することができるとしている。

更に来年公開予定のヒロインを務める米映画「アクアマン」(18年)の続編「アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム」から降板させられた可能性も浮上。
業界関係者が、ハードの出演シーンが完全に削除されたとツイートしていることを複数のメディアが報じている。