静岡県民、値上げの許容上限は2割程度 静岡経済研

静岡経済研究所(静岡市)は物価上昇による県内消費への影響をまとめた。燃料など幅広い製品の価格が高騰するなか、静岡県民が許容できる値上げの上限は現状から2割程度までだった。
現時点で「値上がりを感じている」と回答した割合は約9割で、値上げが消費者心理を冷やしつつある。

許容できる製品の値上げの上限について品目別に見ると、電気やガス、生鮮品など生活に欠かせない消費財が20%を超えており高い水準にあった。
一方で家電製品やインテリア、自動車などの耐久財は20%を切っており許容できる水準が低かった。

また外食や衣料品、インテリアなどでは値上がりを実感した人の半数以上が「購入や利用を控えることがある」と回答した。

調査は4月下旬、静岡県民1000人にインターネットで実施した。