アーリーワークに参加したソフトバンク柳田

(日本生命セ・パ交流戦、ソフトバンク−ヤクルト、1回戦、10日、ペイペイD)ソフトバンク・柳田悠岐外野手(33)が全体練習前のアーリーワークに参加したことを、藤本博史監督(58)が打ち明けた。

「打撃コーチに『主力やからといって甘やかさないで。状態が悪いなら、あげてくれ』と。状態が悪いなら練習しかないと思うので」

今季は試合前まで打率・252、7本塁打、32打点。3番から動かさないことを藤本監督は腹に決めているが、柳田らしくない数字が並んでいることは確か。試合前から川瀬や海野ら若鷹に混ざってバットを振った。「何かヒントがあれば。若い選手じゃないんだから。もうレギュラーを取った選手なので」と藤本監督。続けて、相手チームから厳しい配球をされていることも明かした。

「やっぱりチャート(配球表)を見ても一番厳しい攻めをされていますよ。そんなに打てるコースはなかなかない。それがチームの主力、核の選手が攻められることやから」

この苦難を乗り越えれば、柳田悠岐はもっと、もっとたくましくなれる。そして誰よりも、その姿を藤本監督が信じている。

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