エーテルについてお話しします

**それでも動く名無し** · 2022/06/13(月) 09:17:52.21

エーテル、アイテール（蘭: ether、古希: αἰθήρ）とは、古代ギリシャにおける輝く空気の上層を表す言葉であり、アリストテレスによって四大元素説を拡張して天体を構成する第五元素（羅: quintessence）として提唱されたんや。これはスコラ学に受け継がれ、中世のキリスト教的宇宙観においても、天界を構成する物質とされたんやで。

**それでも動く名無し転載あかん** · 2022/06/13(月) 09:18:45.93

MP回復しそう

**それでも動く名無し** · 2022/06/13(月) 09:20:12.33

アリストテレス以前より古代ギリシアにおいてアイテールは、大気の上層、雲や月の領域、あるいはゼウスの支配する領域を意味する言葉として用いられたんや。これに対して下層の空気はアーエール (ἀήρ) と呼ばれたで。語源上、アイテールは「つねに輝きつづけるもの」を意味しており、そこから消えることのない空の輝きを表現したんやな。パルメニデスはアイテールを大気の上の炎、「穏やかかつ希薄で、一面に均一に広がるもの」と表現し、暗く濃く重い大地の物質と対比した[1]んや。

**それでも動く名無し** · 2022/06/13(月) 09:20:51.16

またピュタゴラス教団は人が死んだ後に魂がたどり着く永遠の汚れのない領域だとした[2]んや。エンペドクレスによればアイテールはアーエールが高層の炎と触れて結晶化したものであり、また魂とはアイテールとアーエールとの混合物だとされた[3]んやな。これらいずれにおいてもアイテールは、地上の死すべきものの世界に対して、永続的な世界を指し示しているやで。

**それでも動く名無し** · 2022/06/13(月) 09:21:51.04

後のアリストテレスの四元素説では、それぞれの元素に固有の場所があるとされ、このため「土」と「水」がその自然な場所である下へと引かれ、「火」と「空気」が上へと昇るとされたで。また彼は、存在しないものが存在することはないという考えから、虚空（真空、ケノン）の存在も認めず、それに基づく原子論も否定したんや。こうした立場をとったアリストテレスにとっては、永久に天上を巡るかに見える恒星や惑星にそれらを導く別の元素が必要であるのは論理的な必然であったんやな。その天上の第五の元素にアイテールが割り当てられた[4]ということや。

**それでも動く名無し** · 2022/06/13(月) 09:22:18.90

元素にはそれぞれ固有の性質があるとされ、アイテールは天体の動きに見られるように、変形せず永遠に回転し続ける性質をもつとされたんや。こうしたアリストテレスの考えによってエーテル（アイテール）は天界を満たしている物質として後世まで広く認知されることになったんやで。

**それでも動く名無し** · 2022/06/13(月) 09:22:27.05

おしまい

**それでも動く名無し** · 2022/06/13(月) 09:23:22.07

サンキューウィキ

**それでも動く名無し** · 2022/06/13(月) 09:23:33.81

意外と貴重品だよな

**それでも動く名無し** · 2022/06/13(月) 09:25:10.51

[1]んや
[2]んや
[3]んやな
[4]ということや

**それでも動く名無し** · 2022/06/13(月) 09:26:25.24

C-O-Cかと思ったら違った

**それでも動く名無し** · 2022/06/13(月) 09:29:39.36

ジエチルエーテル😃

**それでも動く名無し** · 2022/06/13(月) 09:40:03.08

ジエチルエーテルは麻酔作用あるらしいな

**それでも動く名無し** · 2022/06/13(月) 09:44:45.24

ちゃぶ台返し