レディー・ガガが、トッド・フィリップス監督による映画『ジョーカー』の続編で、ホアキン・フェニックスの相手役として交渉の初期段階にあることがわかった。DCコミックスの人気悪役を主人公とした『ジョーカー』は、2019年の【アカデミー賞】を受賞し、興行収入10億ドル(約1,340億円)を突破した、ワーナー・ブラザーズの大ヒット映画だ。

 フィリップスは、長らく『ジョーカー』の共同脚本家スコット・シルバーと一緒に続編の脚本に取り組んでおり、ついにそれをスタジオに提出した。先週フィリップスは、続編のタイトルが『Joker: Folie a Deux』であることをインスタグラムで明かしていた。タイトルの“Folie a Deux”はフランス語で“二人狂い”を意味し、2人以上の個人、多くの場合は家族が感応して起こる、同一または類似の精神障害を表す医学用語だ。

 同じ投稿には、ジョーカー役を演じたホアキン・フェニックスが脚本を読むモノクロ写真も添えられていたが、彼の参加は正式には決定していない。情報筋がハリウッド・リポーターに明かした話によると、ワーナー・ブラザーズはフェニックスと交渉中ではあるが、まだ契約を締結していないそうだ。

 そんな中、今度はガガの名前が挙がった。彼女の役柄は明かされていないが、ジョーカーは、精神病院アーカム・アサイラムの精神科医で、彼と恋に落ち、相棒、そして共犯者となるハーレイ・クインとの暴力的な恋愛関係で知られている。フィリップスが、他のDCキャラクターを新作に起用するのか、1作目でもそうだったように、独自のキャラクターを作り出すのかは現時点で不明だ。

 もし契約が成立すれば、ガガはハーレイ・クインを演じることになるだろう。だが、この新しいクインは、2021年の映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』などに登場したマーゴット・ロビー演じるクインとは異なるDCユニバースに存在することになる。

 また、情報筋によると新作はミュージカルになるそうだ。

 なお、フィリップスは過去に、『ジョーカー』のプロデューサーであるブラッドリー・クーパー、ガガが主演した2018年の映画『アリー/スター誕生』のプロデュースを務めている。

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