0001それでも動く名無し
2022/06/16(木) 08:19:29.63ID:X2csG8E40今年はセ・リーグの6チームにそんなに力の差はない。だから、出遅れた阪神は交流戦をいい形で戦えたんじゃないか。連敗中もチーム防御率が悪かったわけじゃない。そこが救いで、だったら、戦い方は明白だ。打率がリーグ最下位で防御率がトップなら、いかにして点数を与えず、いかにして点数をもぎ取るかを考えればいいだけのことだ。
11年の中日も打率はリーグ最下位の・228しかなかったのに優勝した。点数が取れない――、とマイナスに向かうんじゃなく、1点も取れないなら、1点もやるなと。それでチームの方針は決まる。クオリティースタートで6回自責3点以下なら投手の責任じゃないとか言うけど、0―1で完投しても負けしか残らない。そこをどう考えるのか。先発投手は完投しろ、勝つまで投げろ、それでダメなら中継ぎに代えるという、そういう形を植え付けていけるかどうかじゃないか。打つのを期待するより、投手力で勝つしかない。
連打が出ないと点が取れないという考え方ではダメ。ノーヒットでも1点を取るくらいの気持ちでいかないと。四球もあれば失策もある。盗塁させても、エンドランでも、送らせてもいいんだから。3、4、5番にも、状況によってはありでいいんじゃないのか。真のクリーンアップがいないわけだから。ただ4番を打っている、3、5番を打っている。日替わりのような状態であるんならね。
11年は残り64試合でヤクルトと10ゲーム差から逆転した。今年の阪神は12・5差でも、80試合近く(78試合)残っているなら、可能性はなくはない。球宴までに勝率5割は確保しておくこと。11年はヤクルトと最後の9試合を全てホームゲームで残していた。そこでひっくり返せばいいという考え方だった。ナゴヤドームでの戦い方は熟知していたから、絶対負けるはずがないとね。ホームでは貯金をしないと。自分の庭なんだから。11年もそうだったが、ヤクルトだけが抜けている状況の方が戦いやすい。上位が団子状態だったら3つも追い掛けないといけないが、1つだけでいい。当然、そこにはいい投手をぶつけていくだろう。青柳が柱なら、青柳の投げた試合を、青柳に勝ちが付かなくても拾っていくのが大事になる。
今年の阪神の打線は淡泊な部分が見える。しつこさがない。きれいに点数を取ろうと思っても取れるもんじゃない。泥くさくてもいいから、勝つ野球をやらないと。打率が低いという数字が出ているんだから、打てないもんだと思って野球をやればいいじゃないか。ないものねだりしてもしょうがない。相手より1点多く取ればいいんだからな。