――打者・根尾昂に対する未練は

 根尾 もちろん、もっと打ちたい気持ちもありますし、投げたい気持ちもありますし。中途半端だと言われようが、どっちも自分の中では。投手で投げる機会があれば、打席も立つ機会はあるので。はい。そんなに。もちろん、もっと打ちたいという気持ちは持っています。

 ――立浪監督との会話内容は

 根尾 いや、もう「投手登録で行こう」という話。

 ――最初にこの話が出たのは秋季キャンプのときか

 根尾 そうですね。「野手で打てなかったら」という話はずっとされていたので。今ももっと打ちたいという気持ちは持ってますし、その機会がゼロになったわけじゃないので。

 ――どう気持ちで受け止めたか

 根尾 3年目までもトレーニングというか、練習の一環でブルペンには入ったりとかはずっとしていたので。真逆と言えば真逆かもしれないが、ダメだったら投手になるのかという感じでしたね。

 ――入団のときに野手一本でと宣言していたが、投手の可能性も捨ててなかったのか

 根尾 どうなんですかね。僕は野手で行こうと思っていたので。(投球は)体のバランスというか、反回抑制というか、逆の動きをすることでという意味合いでやっていたので。