ある男が3年前にガソリンスタンドへ行った時の話だ。
あの痛ましい事故は今でも鮮明に覚えているという。
男がガソリンを入れている最中、隣に空気が全然入ってないタイヤを履いた トラックが止まった。
どうやら空気圧の点検を怠っていた為に減っている様だった。
男は自分の車が汚れていたので、洗車を頼みつつ店内に入って暫く外を眺めてた。
店内からはピット作業をしている所が見えていた。
男はさっきのトラックが ピットに入って来たので、その作業をぼんやりと見ていたという。
ピットでは、新しいバイトだと思われる可愛い茶髪の女の子が、先輩の指導を仰ぎながら黙々と 作業の手伝いをしている。
作業員が空気の入っていないタイヤを外し、女の子が空気圧を入れる様に頼まれた所で痛ましい事故は起こった。
女の子が5分経ってもずっと空気を入れつづけている。
男が
「トラックのタイヤは空気を入れるのは大変なんだろうな~。女の子なのに大変だな。」
と思った瞬間、