「マクロンする」=「何もしない」? ウクライナの流行語に本人は

 ウクライナ語に最近加わった単語があるという。その名も「マクロンする(マクローニッティ)」。
フランスの大統領、マクロン氏の名前を動詞として使うようだ。
いったい、どういう意味なのか。

 「マクロンする」はロシアによる侵攻後、一気に広まったという。
決して肯定的な意味ではないらしい。
マクロン氏は16日、侵攻後に初めてウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問したが、汚名を返上できたのだろうか。

 仏紙ルモンドは16日、「マクロンする」という単語がウクライナの激戦地東部ドンバスの戦場の兵士にまで広がっていると伝えた。
「中身のない話をする」「心配するけれど何もしない」という意味で使われるのだという。

 ウクライナ西部リビウの朝日新聞現地助手に尋ねると、「使われるようになってもう2、3カ月になる。正確には、心配するふりをして何も行動しない、という意味」だと教えてくれた。