試合を決めたのはトラウトだ。2-2で迎えた延長10回2死三塁。カスティーヨから中越えへ勝ち越し19号2ランを放った。ネビン監督代行は「タフな打席が続いていた。彼らは非常にいい球を投げていた。(打った球も)悪い球ではなかった。(それが)マイク・トラウトだ」と主砲を称えた。

 トラウトはマリナーズ戦通算50本目の一発と滅法強い。次打者はノーヒットの大谷。ネビン監督代行はトラウトが敬遠で歩かされることも頭にあったというが、「毒を選ぶようなもの(どちらを選ぶのも好ましくないこと)だった。ショウヘイはいくつか惜しい打球を打っていた。他のところだったら柵越えしていたかもしれない。彼は非常にいいスイングをしていた」と語った。12試合ぶりの無安打となったが、大谷は、その“威圧感”でチームの勝利に貢献したと言って良さそうだ。
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