チャンバラ場面というのは、武士や侍(さむらい)といわれる人たちが刀や鎌その他の武器で斬りあいをする場面のことです。
一音節読みで、斬はチャンと読み「斬合う」の意味であり、重ね式表現にした斬斬はチャンチャンと読みます。
四字熟語の「七零八落」の派生義には「散らばる」の意味があるとされています。その重ね式表現である七零七零八落八落は、一音節読みの訛り読みでチリヂリバラバラと読めます。
したがって、この熟語の一部である八落はバラと読め「散らばる」の意味があると思われます。
斬と八落とを合わせた斬八落はチャンバラと読め、直訳すると「斬合が散らばる」、少しいい変えると「あちこちに散らばって斬合をする」の意味になっており、これがこの言葉の語源と思われます。
重ね式表現にしたものが斬斬八落八落(チャンチャンバラバラ)であり、チャンバラ劇とは「あちこちで斬合をする活劇」のことを指すのではないかと思われます。
刀で斬合うときにチャンチャンと音がするので、チャンバラは擬声音から生まれた言葉だと思っている人がいるかも知れませんが、必ずしもそうではないようです。
また、武士たちが斬合うことを斬将(チャンチャン)とも云いますので、チャンチャンバラバラは、斬将八落八落で「あちこちに散らばって斬合をする」の意味かも知れません。
いずれにしても、同じ意味になるので、どちらを語源と見做してもよいと思われます。

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