「優勝ラインを設定した場合。これは数の遊びだと思ってください。俺が監督やってる時は、開幕前に数遊びっていうのかな、何勝したら優勝できるっていう計算するんですよ。今年(143試合制)なら80に設定すると、20くらいの貯金ができるわけです。で、7試合平均で1つの区切りとして、シーズン4勝3敗で20いける。何個負けられるのかという計算をしながら、ここまでは負けてもしょうがないと。『この負けは想定内なんだ』って考え方をすると結構やりやすい」と独自理論を展開した。

 例えば、今季のセ・リーグの優勝ラインを80勝とした場合、首位のヤクルトは残り試合を37勝41敗で戦えば優勝できる。一方、2位の巨人は43勝30敗、3位の阪神も49勝26敗で到達可能。落合氏は自身の監督経験に基づいて最後まで諦めない大切さを力説した。