三笘はパラグアイ戦で1ゴール、ガーナ戦では1ゴール1アシストと先発した試合で結果を残したが、ブラジル戦では自慢のドリブルを抑えられるシーンもあった。森保監督は三笘について、「まずメッセージとして彼自体が戦術」と切り出し、その真意を説明している。

「個人で打開できる能力がある選手だからこそ、そこを託している。ブラジル戦以降は研究もされて、突破は難しいところも感じながらやっていたと思う。世界のトップ・オブ・トップと戦っていくうえで、誰の助けがなくても、自分で突破できるという武器を、少しでも自信を持ってほしい。パラグアイ戦、三笘がボールを持った瞬間に伊藤洋輝が何度もオーバーラップを仕掛けて、三笘の突破を助ける状況はチームとしてやっていかないといけないと思う。突破だけで言えばすっきりしない部分はあるかもしれないけど、その後の選択肢が生まれているという意味を感じてもらえればと思う。最初からサポートではなく、まずは個で行ける選手になってほしいという思いがある」