2番打者シリーズの3番組の中で、筆者が最もおすすめしたいのが「名手・宮本慎也が語る2番打者論」だ。2番打者に特化した前述の2番組で60分近い収録を行ってきただけに、これ以上の話が出てくるのかと思ってしまったのだが、それは杞憂だった。宮本が語る「2番打者論」は予想外のものであり、制作スタッフはもちろん、岩本も驚きを隠すことができない様子だった。

 番組は冒頭から「送りバントはしたくない」という、宮本の衝撃的な一言から始まる。01年にシーズン67犠打の日本記録を樹立した宮本が理想とするのは、あくまでも攻撃的な2番打者。「多く回ってくる打順だから、ある程度打てる選手が向いている」という。送りバントについては「ゲーム終盤に迎える1、2塁といったケースでは重要だが、序盤は打った方がいい」と考える。

https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/2022061800001-spnavi