カナダ西部ブリティッシュコロンビア州でこのほど、ハクトウワシがタカの仲間の赤ちゃんを捕獲して巣に持ち帰る出来事があった。

餌にしようと捕獲した後、巣で育てることに決めたようだ。

観察用カメラの映像には、タカの仲間アカオノスリの赤ちゃんを爪でつかむハクトウワシの姿が映っている。

カメラの運営に携わるボランティア、パム・マッカートニーさんは「死を目撃するのではないかと思い、とても心配になった」と振り返る。

だが、カメラからライブ配信される映像に映っていたのは、ほほ笑ましい光景だった。

タカはワシに食べられてしまうことが多いが、このタカの赤ちゃんはワシに育てられる幸運に恵まれた。

「翌日になると、お母さんワシはタカに餌をあげ始めた。もしかしたらタカが『ママ、ご飯ちょうだい』と鳴き始めたのかもしれない」(マッカートニーさん)

カメラにはワシが他の鳥の死骸を持って帰り、それをタカに与える場面も映っている。既に巣にいたワシの赤ちゃんと一緒に、まるできょうだいのように餌を口にする様子も見える。

今では2羽とも羽をはばたかせるまでに成長した。飛ぶことを覚えて巣立つ日が来るのも近そうだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2e3a042db91d79ec09c8b07f5fe1edfabad36aa0