一茂が茂雄に対する愛を捨てたのにも理由はあるんやけどな
茂雄は一茂をプロ野球選手にするために厳しい修行をさせたんや
一茂はどんな厳しい修行にも耐えたし茂雄も厳しくも優しく少年一茂の心にぬくもりを植えつけたんや
せやけど最後の試練として茂雄は眼隠しでのバッティングを命じたんや
一茂が目隠しを外したらボールだと思って打ったのは茂雄の頭やったんや
こんなに悲しいのなら、苦しいのなら、愛などいらぬ!
それ以来一茂は愛を捨てたんや