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井上「今の階級が多い中でのボクシングというのは、ある程度同じ体格同士で闘うという性質から、競技の技術面が活かされ易いという良い面もあれば、まあやっぱりチャンピオンが増えるという、「チャンピオン」という言葉の価値が下がるという問題もあります。
と自分は思ってるんですけど、なので、
さっきおっしゃった、『昔は階級・団体が少なく面白かった』というのは一理あると思います。でも、やはりボクシングは興行の側面も強いので、肉体的な寿命を考えた選手の保護という観点でも、もちろんマッチメイクという意味でも、階級が増えていくのは避けられなかった事だとも思います。
ただ自分はその中で、複数階級、この階級で敵が居なくなれば上に上げていこうという思いも持ってますし、
まあただ自分がスーパーフェザー級やライト級でやれるのか?といえば・・・(5秒の沈黙)
それはやっぱり不可能な領域に入ってくるので、この階級制度、この階級の多さに対して自分はある程度こう、恩恵に預かっているのかなと。
その中で自分の力が発揮できる階級まで挑戦していこうと思っています。」