0001それでも動く名無し
2022/06/30(木) 21:38:37.15ID:IkR1jF9ma中村亮は東農大北海道オホーツクから育成ドラフト8位で入団して2年目。ルーキーイヤーの昨季はウエスタン・リーグで7試合登板にとどまったが、藤本監督は潜在能力を高く評価し、昨秋キャンプでは筑後のファーム本拠地で練習していた中村亮を途中で宮崎に呼び寄せたほどだ。
オフは、才能を買ってくれた千賀の自主トレに参加。球界を代表するエースから学び、今春キャンプ途中にA組(1軍)に昇格してオープン戦にも登板した。182センチの長身で、打者のタイミングを外すようなフォームから繰り出す直球は、昨秋時点で最速154キロを誇る。
今季は救援でウエスタン・リーグ27試合に登板して1勝1敗で防御率2・45、33奪三振を記録した。2軍戦ながら奪三振率11・57を誇り、パ・リーグ2位の千賀の9・18を超え、同1位の佐々木朗(ロッテ)の12・67に迫る。シンカーやカーブも駆使するスタイルに、6月中旬には小久保2軍監督も「十分に支配下の力はある。(2軍の中で)一番、安心して見られる」と評価していた。
ソフトバンクの育成出身投手は千賀と石川がチームを代表する投手に成長。今季は大関が5勝を挙げ、広島から独立リーグを経て育成で入団した藤井も活躍している。育成からのステップアップの成功例は多く、背番号137も後に続く可能性を秘めている。
救援陣は、チーム最多タイの28試合に登板する藤井、27試合登板の嘉弥真がコロナ陽性判定を受けており、29日には甲斐野の陽性も判明。ブルペンに厚みをもたらす存在の台頭が待たれている。阪神、オリックスの監督を務めた故・中村勝広氏を大叔父に持つなど、球界に縁が深い右腕は、チームにとっての大ピンチをチャンスに変え、鮮烈なデビューを狙う。