0001それでも動く名無し
2022/07/07(木) 07:28:10.31ID:C5PuJ2Pxa0707極寒の夜だった。昨年12月末。近本と個人トレーナーの植松弘樹さん(27)は、露天風呂から明石海峡大橋の夜景を眺めていた。
植松さんは、関学大時代の1学年後輩。アマチュア時代から二人三脚でトレーニングに励み、現在も献身的にサポートしている。
そんな、「師匠」と表現したこともある後輩が、悩んでいた。関学大職員からトレーナー業への転職を決めており、不安が次々と口を突いた。
トレーナー業もプロの世界。自分の個性は何なのか。結果を出すことはできるのか。新たな道へ進むにあたって、霧が晴れていなかった。先輩はその全てを優しく受け止めた。