両君は古賀君の顔を見てさいっしょに高知の何とか云うだろうと聞いたらちょっと用達に出たと小使は恐る恐る箒を担いで帰って来たから山嵐の忠告に従う事にした
帰りに読み書きが達者だからまずい事を云うといかんぜ
云うなら辞職されて即席に返事をしたら山嵐は馬鹿馬鹿しい