https://news.yahoo.co.jp/articles/b0476ce1d3a34a4bc78e539fb1ae77c40e794ad8
日本ハムの新庄剛志監督が、自身初となる2桁10号ソロ本塁打を放った清宮幸太郎内野手にあえて注文を付けた。

 清宮は2回、1ボールから左腕・佐藤奨真が投げた甘く入ったカーブを右翼席上段にたたき込んだ。完璧な一撃についてビッグボスは「左ピッチャーはいいタイミングで打ちますね」と賛辞を贈る一方で「ただもったいないのが2ストライクと追い込まれて、こういう(当てにいく)スイングは印象が良くない。試合前に伝えたんだけど。そしたらやってました。しっかりやってた」と苦笑しながら改善点を指摘した。

 この日の清宮は第1打席で本塁打を打った後、5回2死三塁の場面で、外角低めのワンバウンドする変化球に腰が引けた状態で空振り三振。「追い込まれても彼はホームランバッターなので『初球の心構えで空振りしても堂々と帰ってきなさい、当てにいくスイングは魅力ないよ』と伝えたんだけどね」とビッグボス。

 「芯に当てたい。でも、そういうバッターじゃないから。当てにいこうっていう気持ちがなくて、グワッて振りにいく気持ちがあったらあのボールは振らないから。そっちの方で考えた方がいいよとは思うんですけど、やっぱ当てたいんですよね」。希代のホームランバッターなれる素質があると信じるからこその、ビッグボス流の愛のムチだ。