自民党の安倍晋三元首相が凶弾に倒れ、岸田政権に激震が走った。

参院選で「党の看板」として全国を飛び回る中での非業の死。

首相在任期間が歴代最長で党内最大派閥を率い、退陣から1年10カ月たってもなお発言力は衰えていなかった。

岸田文雄首相(党総裁)も助言を求める間柄で、目前に迫った参院選や政権運営への影響は不可避だ。

8日は事件現場となった奈良県の後、京都府と埼玉県を訪れる予定だった。当初は長野県遊説を計画していたが、前日に日程を変更し、奈良入りを決めていた。

閣僚経験者は「首相を中心に結束する。党ががたがたすることはない」としつつ、「本当にショックだ」と動揺を隠せない。

首相周辺は「政権への影響は計り知れない」と語り、党職員は「大きすぎる事件だ。何てことをしてくれたんだ」と憤った。

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