エンゼルスのペリー・ミナシアンGMが12日(日本時間13日)、マイク・トラウト外野手と大谷翔平投手を中心にチーム編成していく考えを明かした。チームは地区4位と低迷。今後のチーム編成について、「トラウト、オオタニを中心としたチームになる。彼らと一緒に戦う選手をフィールドに、というチーム作りになる。彼らは素晴らしい選手で、とてもいい活躍をしている。球界で最高の選手の2人だ。彼らがうちのチームにいてくれて幸運だ」と語った。

 エンゼルスは8月2日(同3日)のトレード期限までにどう動くか。若手選手が思うように育たず、マイナーはタレント不足。多くの若手有望株を見返りに主力選手をトレード放出する考えもある。それでも、ミナシアンGMは「特定の選手については話をしない。他球団はあらゆる選手について電話をかけてくる。ある選手は他の選手より放出するのが難しい、というのはある。いずれにせよ、具体的には答えられない」と話すにとどめた。

 大谷は今季が2年契約2年目で、2023年オフにはFAを迎える。エンゼルスとの再契約が注目されている。「チームの負け越しがショウヘイとの長期契約に影響するか」との問いかけに、ミナシアンGMは「ショウヘイは素晴らしい選手だ。投打両方でこれ以上ない活躍をしている。ここ最近の投球は信じられないぐらい素晴らしい。彼ほどの才能があれば、あれだけのことができても驚かないけどね。ただ、今の関心事は、まず今日の試合を勝つことだ」と言及を避けた。