“数学界のノ―ベル賞”初受賞も韓国科学界からはため息=ネット「日本と米国のおかげ」

さらに、ホ教授はソウル大学物理天文学部に進んだが、ここでも専攻に適応できず休学している。ただ、大学時代に京都大学・米ハーバード大学名誉教授の広中平祐氏と出会った。このことで「本人の数学的才能を花開かせることができた」という。記事は古い体質をそのまま残す韓国の大学教育の実態を批判し、「学生の自由な専攻選択を尊重する外国の名門大学であれば、自分の適性にあった学問をもっと早くに選べただろう」と指摘している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「高校中退、大学休学、みんな学校側に問題があったわけだ。そして、日本の学者に出会ったことで才能と向き合い、米国に行く決心につながった。韓国のせいで水の泡となりかけた数学の天才が、日本と米国のおかげで偉大な数学者に生まれ変わったんだ」「米国に行ったおかげで米国の支援を受け、ここまでの業績を残すに至った。もし韓国で進学していたら、被害を受けることのほうが多かったのでは。学問をしている人たちは、みんな外国で研究をしたほうがいいと思う」「結局、韓国教育界の最大の業績は、日本最高の数学者をソウル大学に招いた(ソウル大学で講義を行っており、ホ教授も受講したという)ことか」などのコメントが寄せられている。