0080それでも動く名無し
2022/07/15(金) 12:00:47.82ID:N+mTnpIxa一見「懲罰」ともとられかねない采配だが、この交代には2番手投手に長いイニングを投げさせるという意味もある。とはいえ、結果的に中田にとっては移籍後初となる先発出場時の1打席のみでの交代を経験する、歯がゆい結果に終わった。それでも、一夜明けたこの日の立ち振る舞いが自身の株価を急上昇させることとなった。
それは試合前の室内練習場での出来事。打撃練習を終えた中田はファーストミットを持ち、手首の動きや捕球の感覚をしきりに確認。実松コーチに志願して個別練習を始めると、一塁ベース手前でのワンバウンドの打球を処理する練習を何度も繰り返し、体に動きを叩き込ませていた。
特守終了後も納得がいかなかったのか、最後はキャッチボールを再度行うなど、前夜の失態を取り戻すかのようにひたすらに反復練習をこなした。
ふてくされることなく見せた真摯な姿勢に、中田をよく知る関係者は「日本ハム在籍時の昨年には、不振のストレスからベンチでバットを放り投げ、跳ね返ったバットが顔に直撃してケガをしたこともあった。恩師の栗山さんの下では気持ちのままに動いても多少は目をつむってもらっていましたが、巨人では〝大将〟のままではいられない。自分自身のマインドをどうコントロールして翌日以降につなげられるかが課題になってくるが、話を聞く限り今はそれができているのではないでしょうか」と評価する。
別の関係者も「あの交代は相当悔しかったはず。それでも歯を食いしばって改善に取り組んでいるということは、自分自身の中で何か一つ殻を破れた証拠なのでは」と称賛した。
屈辱的な交代にも腐ることなく、自らの課題に黙々と取り組む――。〝脱・大将〟の姿勢は、さらなる成長への予兆かもしれない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/664d51dff0e169867d89bda8f8a8e5cee3823c09
中田、株を上げる