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 話は5年前に遡る。八戸高専の男子学生・石原駿君(22)=仮名、当時・3年生=が2017年6月28日午後5時半頃、八戸市内にある高さ30メートルの橋から飛び降り自殺を図った。結果、一命を取り留めたものの、石原君は下半身まひなど重度の障害を負ってしまう。

「石原君と榊原さんは高1から高2まで交際しており、いわゆる元カレ、元カノの関係でした。一方、榊原さんは、高3の新学期から別の男子学生と交際を開始したため、石原君は身を引くことに。その男子学生の父親が山田氏でした」

 訴状によれば、発端は17年5月13日、榊原さんが元カレの石原君に「あしたうちくる?」とLINEでメッセージを送ったことだという。“事件”はその翌日起きた。


 榊原さんは、石原君との間で起きたこの“出来事”を、LINEで彼氏に報告。しかし、彼氏の父親・山田氏にそのやりとりを見られてしまい、

「山田氏は、石原君が息子の彼女である榊原さんに性的な行為を強要したと早とちりしてしまった。そして、石原君を脅迫するようになったのです」(前出・記者)

 さらに山田氏はTwitterの機能も使い、これも匿名で、石原君のアカウントに宛てて、〈性犯罪者って再犯率が高いんだって?〉などと投稿。石原君を追い込んでいく。先の記者が言う。

「週刊新潮」2022年7月14日号 掲載

https://news.yahoo.co.jp/articles/683c41466ce6373074972169c5da987e8c0cf8d7?page=1