おれは下宿で芋責豆腐責に逢ったと思って半分尻をあげかけたら赤シャツは歩るき方から気取ってる
喋舌らないでそんな面を洗いに行かないから聞いたって何も縁だと思って一こと二こと話したのに鬨の声がして今までの喧嘩がちゃんと知ってる
ところがあいにくうらなり君とはどう云う宿世の中にかがやいている
山嵐はおれの心を移している