通訳業務は警察官や警察職員のほか、依頼を受けた民間の通訳が担うが、外国人犯罪の増加に伴い、慢性的な人手不足に直面している。特に顕著なのがベトナム語。
ベトナム人による犯罪の摘発件数がこの5年で約2倍と急増する中、ベトナム語を専門に学ぶ人は少なく、人材確保が急務となっている。

「最近はほぼ毎日、取り調べに立ち会っている。通訳ができる人がおらず、深夜3時に呼び出されることもある」。
大阪府警や兵庫県警の取り調べでベトナム語の「部外通訳人」を務める女性(49)はこう明かす。
女性は10年近く前から捜査に協力しているが、近年は回数が急増。月に20回以上取り調べに立ち会うこともあるという。

https://www.sankei.com/article/20220714-UMIXLOOT3ZLD7MROPLEJ42FBAQ/