映画的メソッドのコマ割りや画作りを批判している奴ほどその映画的メソッドがもたらす効果とか全く理解してない無知な奴らだからなぁ
手塚が宝島で人間の目がコマを追うスピードと車が疾走するスピード感をリンクさせるべく生み出した実験的なコマ割りも意図があって中身のある試みだしそこからマンガメソッドが作られていった
マンガと映画の違いは時間のコントロールが作り手では不可能なこと
例えば「人間の目だけを10秒間映す」ことは映画では可能でその効果は「情報が少ないため見ているものは時間がより長く感じる」
その効果で緊張感、期待感、この先の展開の予測を頭の中で考えさせるタメ効果を作れる
マンガの場合だとこの効果を狙って同じ描写をしようとしても「人間の目だけを描く」ことはできるが「人間の目を10秒間読者に見続けてもらう」ことは不可能

タツキが素晴らしいのはその映画とマンガの違いをハッキリ理解した上で映画的メソッドの表現の方法と
それがもたらす効果を
マンガで表現するにはどう落とし込めば同じような効果を得られてコントロールできるかを表現していること

こういうこと全く理解もできず知識として知ってすらいない逆張りバカが「タツキは薄っぺらい、映画のパクリ」とか言ってんだよね