鳥谷:プロ野球ってこういう世界なんだと思って、16年間やってたので。そんなに、こう、「嫌だな」とか「大変だな」とは思わなくて。その後、ロッテにいって2年間プレイしたんですけど、その時に、阪神って大変なんだって気づきましたね。それまでは、ほぼ気づいてないです、大変ってことに。

金子:当たり前だったんだ。

鳥谷:それが普通だったので。ロッテに行って2年間生活している中で、もうちょっと静かにしてくれていたら、もっと活躍できたかなと思いましたね(笑) 16年間ほぼ気づいてないですね。このプレッシャー、この環境がプロ野球選手と思っているので。他を経験するまではそれが大変なこととか、良いこと、悪いことにも気付いてないので。ロッテに行ってなかったら、それが大変な事だったって気づかないまま辞めていたかもしれないですね。