WHOが「致死率90%の殺人ウイルス」をガーナで確認 感染力の強いマールブルグ病とは?
https://news.yahoo.co.jp/articles/c301951be593b3f68b42aba7ad0e18acb18db1f1

新型コロナのパンデミック、サル痘患者の増加に続き、また別のウイルスのニュースが世界に緊張を走らせるかもしれない。西アフリカのガーナで感染力の強いマールブルグウイルスが確認されたのだ。

世界保健機関(WHO)が7月17日に発表したところによれば、ガーナ南部のアシャンティ地方でマールブルグウイルスに感染した2人が死亡した。2人が接触した経緯はないという。ガーナの保健当局は濃厚接触者の隔離に努めており、WHOは専門家の派遣などに着手している。

「保健当局は迅速に対応し、アウトブレイクが予想される事態にいち早く備えています。迅速かつ断固とした対応なくしては、マールブルグは簡単に手に負えなくなりますので」と、WHOのアフリカ地域事務局長マトシディソ・モエティは述べている。

マールブルグ病はエボラ出血熱に似た感染力の強いウイルスによって引き起こされ、有効なワクチンも治療法もない。その致死率は90%近くに達することもある。