上海市で去年12月に「スパイ行為」などの疑いが掛けられ拘束された日本人の男性が中国当局に逮捕されたことが分かりました。

　上海の日本総領事館によりますと、昨年12月、中国当局に上海市内で拘束された50代の日本人男性が先月逮捕されたということです。

　逮捕容疑については発表されていませんが、男性は中国の国家安全に関わる、いわゆる「スパイ行為」の疑いが掛けられていると見られています。

　日本領事館は中国当局に対して、拘束された男性との面会を求めてきましたが、今のところ実現していないということです。

　2015年の5月以降、中国本土では16人の日本人が拘束されています。