◇20日 中日4-6DeNA(バンテリンドームナゴヤ)

 代打・山下が力ない左飛に倒れた瞬間、今季50敗に到達し、2015年以来7年ぶりの前半戦最下位ターンが決まった。成長過程のチームとはいえ、屈辱であることに変わりはない。試合後、立浪監督は借金11で最下位に沈む現状の要因を口にした。

 「結果的にヒットが出ても、ランナーがいるときに打てないと点は入らない。それが開幕からの課題。なんとか改善していかないと状況は変わらない」

 この日は先発の笠原が2ランを2本浴び、4点を追う展開。反撃したい打線だが、ここまで今季対中日防御率0点台だった大貫の前にまたもやられた。直球と変化球のコンビネーションの前に屈し、対大貫はこれで今季3連敗。立浪監督は「ファーストストライクを簡単に取られすぎた。引っ張りにいったらスカされるし、センターから追っつけにいったときはツーシームで差し込まれる。はっきり狙わないと。何となしに打席に立っているように見えてしまう」と各打者のアプローチのまずさを指摘した。

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