被告は女性店員と個室で時間を過ごすうちに気持ちが盛り上がったのだと述べる。別の検察官がさらに質問を重ねるが、時に挑発的に、あくまでも“女性店員が性交の求めに応じた”という主張を繰り返した。

検察官「あなたが自殺しようとしても逃げずに心配してくれたと言いますが、そこから被害者のどういう内心をあなたは読み取ったんですか?」

被告「……まあ……別に……人の心読める人間ではないですが、まあ、読み取るというよりは……逃げるつもりがない、イコール、一緒にいてもいい、そういうふうに思いました」

検察官「それは性交に応じているという内心ではないのでは?」

被告「それはあなたの考えで、僕はそうは思わない」