「残念でした。生きてるよ」 療養中の円楽さん、イベントで笑い誘う

 脳梗塞(こうそく)で療養中の落語家、三遊亭円楽さん(72)が22日、東京都墨田区の木母寺で行われた五代目円楽一門会の夏のイベント「三遊まつり」に姿を見せた。円楽さんは車椅子に乗って現れ、境内にある一門ゆかりの「三遊塚」に焼香した。

 円楽さんは集まった報道陣に「残念でした。生きてるよ」と第一声。1月に倒れて入院し、10キロ体重が減った。しかし5月に退院した後は「9キロ戻った。重くて重くて。リハビリも、だんだん自分で負荷をかけている」と明かした。

 高座には、国立演芸場8月中席で復帰する予定で、人気テレビ番組「笑点」(日本テレビ系)への登場も待たれるところ。同席した三遊亭好楽さん(75)は「これ(円楽さん)がいないと、面白くないんだよ。歌さん(故・桂歌丸さん)と名コンビで、この人が(一時代を)築いたようなもんだから」と、同じ大喜利メンバーとして早期復帰を望んだ。

 番組司会への意欲を問われた円楽さん。「俺が目指すんじゃなくて、世間が欲してんでしょ。俺の存在が大きい」と話し、再び大きな笑いを誘った。【広瀬登】

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