https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220722/2000064099.html
安倍元総理大臣が奈良市で演説中に銃で撃たれて死亡した事件で、逮捕された容疑者の母親が「世界平和統一家庭連合」、旧統一教会に迷惑をかけて申し訳ないという趣旨の話をしていることが、親族への取材でわかりました。
容疑者は、この宗教団体に恨みを募らせて事件を起こしたとみられ、警察はさらに詳しいいきさつを調べています。

容疑者の母親は検察の聞き取りに対して、今回の事件で旧統一教会を批判にさらして迷惑をかけてしまい申し訳ないという趣旨の話をしていることが、立ち会った親族への取材でわかりました。
親族によりますと、検察の聞き取りはこれまで2回行われていますが、母親は質問を受けて答え始めるまで10分以上かかることもあったということです。
また、事件前、母親は「死んだ夫の霊がさまよっていて、献金するとしかるべき所におさまる」と話していて、息子である容疑者と献金をめぐっていさかいがあったということです。
警察は、母親と宗教団体の関係を含め、さらに詳しいいきさつを調べています。