昔、黒島の方言でガッフェと呼んでいる小さな鳥と、力の強い男の人とが力比べをした。
大きな岩があったが、それを誰が割れるかとうことで、大力男が自分だったらすぐ割れると言ってその岩にのったが割れなかった。
大力男は「自分だったら割れると思ったがだめだな」と言った。
ガッフェは「そんな力があるのに割れないのか」と言ったら、大力男は「小さいくせに何を言う」というと「自分が割って見せよう」という。
小鳥は木の上に止まっていたが、岩の上にポンと乗ったら岩はそこから割れてしまった。
それで大力男は負けて、ガッフェが勝ったという話である。
https://okimu.jp/sp/museum/minwa/1582433412/