大阪府警の32歳の巡査部長が、大阪市内にある野球場の女性用トイレに盗撮目的で侵入したとして、建造物侵入の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、大阪の河内警察署の交通課に勤務する巡査部長、山本直樹容疑者(32)です。
警察によりますと、22日午前9時すぎ、大阪・住之江区にある南港中央野球場の女性用トイレに盗撮目的で侵入したとして、建造物侵入の疑いが持たれています。
トイレの中で、スマートフォンを向けられているのに気づいた女性が助けを求め、駆けつけた男性が無言で逃げようとした巡査部長をその場で逮捕したということです。
警察の調べに対し「女性の姿を撮影する目的で入っていた」などと供述し容疑を認めているということで、スマートフォンからは撮影したとみられる映像がみつかりました。
巡査部長は、夏の全国高校野球大阪大会で審判を務めるとして、21日から休みを取っていたということです。
大阪府警察本部の田畑修治 監察室長は、「関係者と府民に深くおわびします。今後の捜査結果をふまえ、厳正に対処します」とコメントしています。