0001それでも動く名無し
2022/07/25(月) 22:33:54.33ID:5IOY6aiQ0「あの件では嫌な思いもしたけど、オフの表彰式で王貞治さんに田尾君と2人で呼ばれてこう言われたんです。“田尾君が長崎君に勝つには、最後の大洋戦の前に抜かないといけなかった。だから長崎君はタイトルを誇っていいんだ”って。これですっきりしましたね。田尾君も納得していたし、その後阪神で同僚になる訳ですが、わだかまりもなく普通に麻雀していましたから(笑)。あと、あの試合前に中日の黒江透修コーチに呼ばれて冗談交じりに“首位打者はお前にやるから田尾を歩かせてくれよ”と耳打ちされた。その時は自軍の選手がタイトルを獲れるかどうかの瀬戸際に何を言うのかと不思議だったけど、後に阪神で優勝を経験して黒江さんの真意がようやく分かったんです。個人記録は二の次で、あくまで優勝するのが一番なんだと。当時の僕にはその価値が理解できなかった」
すでに5位が決定している状況からすれば、せめて個人タイトルだけでも、と手が届きかけている選手をアシストするのは自然な流れである。そして、当時の大洋は毎年Bクラスが定位置だった。そういうことなのだ。
https://bunshun.jp/articles/-/15366