【西武】球団関係者は「FA近藤健介」争奪戦参戦の可能性示唆 〝西武愛〟は結実するか
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 果たしてパ・リーグ随一の〝西武愛〟は、現実的な移籍劇として完結するのだろうか。7日に海外FA権を取得した日本ハム・近藤健介外野手(28)の去就が西武かいわいで話題となっている。

 権利取得時に近藤は「シーズン中なので何も考えていませんが、ここまでたくさんの方々の支えがあって野球ができていると改めて感じました。

感謝の気持ちを忘れず、これからも全力でプレーしたいです」と球団を通じてコメントを出した。

 2019年オフに日本ハムと結んだ変動式3年契約が今季で切れる近藤は、すでに多くの西武ナインや首脳陣と積極的な交流を持っており、シーズン中の対戦で会えば本当のチームメートのように振る舞っている姿が、両軍ファンの間でも知られている。

 とはいえ、いくら選手同士が仲良しでも、近藤がFA市場に出た場合、西武が球団として手を挙げるかどうかは、また別の話。

これについて、西武の球団関係者は「基本的に外野は今いる若手の成長にかけるでしょう。ただ、来年40歳を迎える中村、栗山の後釜となる三塁手、左打者の主軸は層が薄い。

外野以外に内野も守れて年齢的には山川と森の間になる近藤に魅力はある。あとは渡辺GMがどう考えるか」と、争奪戦参戦の可能性を否定しなかった。

 これまで西武がFA戦線に参戦したのは、1997年の中嶋聡捕手(オリックスからFA=獲得)、07年の石井一久投手(ヤクルトからFA=獲得)、

そして14年の小谷野栄一内野手(日本ハムからFA=オリックス入団)、19年の福田秀平外野手(ソフトバンクからFA=ロッテ入団)の4度。

渡辺GMが「ウチはFA(補強)には消極的だけど、戦力と思えばピンポイントで行く」と話しているように、行く時は行くというスタンスで臨んでいる。

 そして、福田争奪戦参戦の理由が「秋山のメジャー移籍に備えた戦力補充」だったことを思えば、今回、その秋山の日本球界復帰に際し、

いの一番に手を挙げながら広島にさらわれてしまったダメージは各方面で大きいだけに…。動向が注目されている。