“絶滅危惧種”と呼ばれた「ドムドムバーガー」は、なぜ蘇ったのか

このまま消えてしまうのかと心配されていたブランドが「不死鳥」のように蘇った、と注目を集めている。
「復活」の兆しが見えたのは2017年。アミューズメント施設運営会社の再生などの実績を持つレンブラントホールディングスが買収し、「ドムドムフードサービス」を設立して再生に乗り出したところ、ほどなくして業績が上向き、2年前からは黒字に回復したのである。

その勢いはコロナ禍でも衰えず、「浅草花やしき」「市原ぞうの国」など観光客が激減した商業施設に出店して、行列をつくるという離れ業をやってのけて大きな話題となった。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いなのは、マスコミの取材に応じた取締役・営業部長の以下の言葉からもうかがえよう。

「業績はちょっとびっくりするくらい好調ですね」