ロサンゼルス・エンジェルスは、開幕から20試合を終え、13勝を挙げている。これは、4年ぶりの好成績だ。しかも、同じ13勝7敗でも、2018年は13勝3敗から4連敗を喫した。それに対し、今シーズンは8勝7敗から5連勝を記録している。

 ここまでの1試合平均4.95得点は、ア・リーグで最も多い。打率.253、出塁率.333、長打率.428は、すべて1位。当然ながら、出塁率+長打率のOPS.761もトップだ。25本塁打はニューヨーク・ヤンキースと並び、トロント・ブルージェイズと1本差の2位に位置する。

 マイク・トラウトがいつものように打ちまくっているだけでなく、テイラー・ウォードとブランドン・マーシュも好調だ。MVP3度のトラウトと違い、実績の少ない2人――メジャーリーグで出場75試合以上のシーズンは皆無――がどこかで躓いたとしても、大谷翔平やジャレッド・ウォルシュ、アンソニー・レンドーンが本領を発揮し始めれば、全体としてはそう落ち込まずに済む。