コロナ禍での公的融資制度を巡り、詐欺容疑で逮捕された大阪府寝屋川市議の吉羽美華容疑者(42)は大阪府寝屋川市出身。26歳だった2007年、民主党(当時)から同市議選に立候補して初当選し、若手の女性地方議員として注目を集めた。



 11年に市議に再選後、国政転身を目指したが落選が続いた。12年衆院選では大阪1区に民主党(同)から、13年参院選では大阪選挙区に新党大地から出馬。無所属で落選した16年の大阪府阪南市長選の後、17年衆院選では希望の党(同)から東京24区に立候補した。19年に寝屋川市議に返り咲いたが、ある市議は「あちこちで選挙に出て“渡り鳥”のようだった」と語る。

 過去には政治活動費に充てるとして、自身の写真集を発売したことも。東京都内で会社も経営し、登記簿によるとイベント運営などを手がけている。市議の1人は「事業で忙しそうにしていた印象だ。黄色のベンツで市役所に来ており、羽振りがいいのだろうと思っていた」と話す。

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