阪神が夏に開かれるスカウト会議で大阪桐蔭の海老根優大選手(3年)と山村学園(埼玉)の坪井蒼汰(3年)選手を指名候補にリストアップしていることが4日、分かった。海老根選手は隠し玉的存在ながら、182センチ88キロの体格で50m6.0の俊足を誇る。センバツでは本塁打やツーベースを放つ長打力と「エビーム」と呼ばれる強肩も持ち味だ。

坪井選手は高校3年間通算37本塁打、振り切るスイングから強いあたりを放つ右の強打者で今年の夏の公式戦で2本のホームランを放った。今夏は埼玉大会大会準決勝で聖望学園に敗退し、甲子園出場の経験なく3年間を終えた。

阪神は地区担当スカウトだけでなく、球団幹部も力量を把握し、熱心に調査を続けている。2人とも現時点では、プロでの次のステージを望んでいる。今年の不作だが、海老根、坪井の素材は一級品で伸びしろも大きい。

若手選手も台頭しつつある阪神。将来性豊かな「右の大砲」もタテジマのユニホームを着ることになれば、大きく育つ可能性がある。

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