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DeNAのドラフト1位・小園健太投手(19)=市和歌山高=が七回に5番手で実戦初登板。1回を11球で三者凡退に仕留め、最速は147キロをマークした。

試合後、仁志2軍監督が報道陣の代表取材に対応。8月のデビューとなった背景について「キャンプのときは、体は大きいけど弱いというのがあった。体の大きさのわりには筋量も少なかったという状態だった」と明かした。

2月の春季キャンプで2度のブルペンに入ったが、3月の2軍合流からは約2カ月ブルペン入りせずに体づくりに励んだ。「その都度ちゃんと期間を決めて、次はこの段階というのをすごく順調に。平地のキャッチボールの距離から、すごく細かくやってもらっていた。実際マウンドに上がって投げる、ブルペンに入るまでも時間をかけながら、平地から徐々に出力を上げていった」と振り返った。

慎重を期して迎えた初マウンド。その過程を仁志2軍監督は「多少張りが出て少し止めたり、間を空けたりがあったので、もうちょっと早くはできました。でも、そんな大きな遅れではない」と振り返った。

今後についても「ある程度間隔を空けながら、球数とイニングは徐々に伸ばしていく。でも、体がまだできあがってはいないので、そこは慎重に見てもらいながら。残りのゲームと、フェニックスもありますので、来年に向けてのプランも考えてくれている。今年が彼のマックスでは何もないので」と語った。