フィリーズは4日(日本時間5日)、かつてヤンキースなどで正遊撃手を務めたディディ・グリゴリアス内野手(32)を自由契約にしたと発表した。右手人さし指骨折で離脱していたジーン・セグラ内野手の復帰にともなう措置。トムソン監督代行は「難しい判断だったが、正しかったと思う」と話した。米メディアによると、正遊撃手は今年デビューしたブライソン・ストット(24)が務める見込みだという。

 オランダ出身のグリゴリアスは12年にレッズでデビューし、13年から2年間ダイヤモンドバックスでプレー。15年からはヤンキースで活躍し、ポストシーズン28試合に出場。20年にフィリーズに移籍し、2年契約最終年の今年は63試合で打率.210、1本塁打、19打点だった。通算成績はメジャー11年で999安打、打率.257、134本塁打、530打点。

 なお、チームは他のロースター関連の発表も行い、エンゼルスからトレードで獲得した先発右腕シンダーガードとマーシュ外野手が合流したと明かした。