https://news.yahoo.co.jp/articles/6112dc8825ac64b25b629edd98b83b049eb316a7
米メディア「Audacy」は、メジャーリーグで現在継続されている10の“ワースト契約”を選出した。この中で、2020年シーズンから7年総額2億4500万ドル(約331億円)でエンゼルスと契約したアンソニー・レンドン内野手がワースト3位となっている。右手首手術で今季復帰が絶望的な32歳にはトレード拒否権があり、2023年以降の4年間で1億5200万ドル(約206億円)の契約が残っている。球団の財政上の問題から、大谷翔平投手が「勝つチーム作りができないだろうと判断するかもしれない」と記事は指摘している。

レンドンはナショナルズ在籍時の2019年に打点王を獲得。ワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。しかしエンゼルス加入後は昨年、今年と怪我で長期離脱。2年間で計103試合出場にとどまっている。一方でトレード拒否権を有し、来季以降の4年間も年間約50億円が支払われることになっている。

エンゼルスは2019年3月にマイク・トラウト外野手と12年総額4億3200万ドル(約583億円)の超大型契約を結んでおり、2人への支払いが負担となり、優勝争いを目指せるチーム編成を行うだけの資金がないとも言われている。こうしたことから大谷が「エンゼルスは自身を中心とした勝つチーム作りができないだろうと判断するかもしれない」と記事は伝えている。