ブラジリアン柔術の世界王者、銃撃され死亡 ブラジル

ブラジリアン柔術の世界選手権を8回制しているレアンドロ・ロ(Leandro Lo)選手(33)が7日、ブラジル・サンパウロ(Sao Paulo)市内のクラブで銃撃され死亡したと家族の弁護士が発表した。
地元メディアは、非番の警察官が当局に出頭し、容疑者として逮捕されたと報じている。

 弁護士によれば、ロ選手は友人とコンサートを見にサンパウロ市内にあるクラブへ出かけたところ、容疑者の男がテーブルへ近づいてきて、ボトルを手に脅すようなしぐさを始めたため、ロ選手は「その場を収めてけんかを避けようとし」、男を床に組み伏せた。

 その後、ロ選手の友人たちが二人を立ち上がらせ、落ち着いてその場を去るよう容疑者に促したが、「その瞬間、男は振り向いて銃を取り出し、レアンドロの頭を撃ったようだ」という。ロ選手は病院へ緊急搬送されたが、脳死を宣告されたと弁護士は話している。