日本ハムの新庄剛志監督(50)が8日、今秋ドラフト候補としてメッツ傘下3Aの加藤豪将内野手(27)の獲得を熱望した。プロ10年目の今季は、ブルージェイズの一員として初のメジャー昇格を果たして開幕ベンチ入りも、その後はマイナー落ちし、現在は指揮官も所属したメッツの傘下でプレー。NPBを経験していない初の日本人野手大リーガーが、ビッグな隠し玉となるか!?

 ドラフトで数々のサプライズを起こしてきた日本ハム。新庄監督は今秋ドラフトの方針として「即戦力を獲りたい。投手も野手も捕手も。来年、再来年の2年に懸ける」と新球場元年となる23年に優勝を狙うべく、球団に要望。目玉が日本人大リーガーの加藤だ。

 加藤は今季、10年目でブ軍でメジャー初昇格したが、その後はメジャー40人枠から外されマイナー降格。メッツ移籍後も一度はメジャー昇格したが、出場機会のないまま再び40人枠を外れた。この日はリーハイバレー戦に「6番・二塁」で出場し3安打1打点だった。内野全守備位置に、外野経験もある万能型。左打席からの打撃もパンチ力を秘め、内野強化を狙うチーム方針に当てはまる。ドラフトを経ていない海外プロ日本選手の入団には指名が必要で、入団交渉への第一条件となる。