米国で最近、ゲーム感覚で韓国車を盗むという犯罪が続発している。

 この“悪質なゲーム”は「KIAチャレンジ」と呼ばれ、この犯罪に手を染める連中は「KIAボーイズ」と呼ばれているという。


対象となっているのは2011~2021年の間に製造された起亜自動車の車と、2015~2021年の間のヒョンデ(ヒュンダイ自動車)の車。

 ちょっとした“作業”でエンジンがかかってしまうという脆弱性が見つかり、それを悪用して車を盗む方法を説明した動画がSNSで拡散。KIAチャレンジは悪い連中の間で爆発的に流行しているというから、とんでもない話だ。

 KIAチャレンジはウィスコンシン州ミルウォーキーで始まったそうで、ミルウォーキーでは全盗難車に占める起亜とヒョンデの占める割合は66%、この2社製の盗難車の数は昨年比で2500%増だという。

 写真はKIAチャレンジの被害に遭ったエリザベスさんという女性。ティックトックで涙ながらに注意を呼びかけている。

 もちろん警察も該当車を所有している人に、「交通量が多いところや照明が明るい場所に駐車する」「ハンドルロックをする」などの対策を取るよう注意喚起しているというが、ゲーム感覚で車を盗まれたら、たまったものじゃない。